令和8年度 地域連携推進会議【あお空】
令和8年度 地域連携推進会議 報告
◉日時:令和8年8月24日(月) 10:00〜11:30
◉構成員:Yさん(利用者)、Iさん(利用者家族)、Yさん(利用者後見人)、Yさん(地域代表)
◉目的:あお空のこの1年の取り組みの共有と振り返り
あお空の取り組みの現状と課題
◉入所定員・待機者数・日中活動
・2026年7月 新規利用者1名入所
・2026年9月 新規利用者1名入所予定
・待機登録者29名
・日中活動…高齢者対応プログラム、ASD対応プログラムに変更
◉高齢化への対応
・平均年齢55.2歳、65歳以上11名
・誤嚥性肺炎により1名逝去、重度褥瘡により1名退所
・数年前に逝去した親・きょうだいの負債相続に伴い、後見申請
◉強度行動障害のある方への支援
・強度行動障害支援者養成研修 受講のべ12名
・他害やパニックにより、医療保護入院もある
・数名の利用者の方に対し、個別支援会議や行動分析・検証を通じて、支援を再構築中
◉2階空床・設備修繕の状況
・空床:昨年と変化なし
・浄化槽そばの桜を撤去(根が配管を破損させる可能性が極めて高いため)
・2階女性和式トイレを改修(低床型の洋式トイレ)
・厨房機器のメンテナンス(経年劣化、安定した保存体制の完備、調理の質向上)
・エアコン室外機・基盤等の修繕
・居室様式の変更、入浴設備、寝具の更新を今後検討
◉前回いただいたご意見への対応
・地域(民生委員等)への周知拡大、行政との連携強化…令和5年、浅口市愛育委員講話を実施
◉質問・意見交換
・学校への出張授業はぜひ継続してください。自身の地域でどんなことをしているのか、知る機会を提供する意味でも必要なことだと思いいます。(構成員)
地域とのつながりの進捗とこれからの展望
この1年の実績
・来訪:愛育委員、民生委員、介護体験(教員免許取得)、施設実習(保育士資格取得)、就職希望者、施設利用希望者、相談支援専門員
・訪問:なし
・発信:月刊広報紙、季刊広報紙、SNS、事例研究発表会、利用者家族対象あお空サービス評価、障害者週間の取り組み
◉前回いただいたご意見への対応
・地域住民を巻き込んだ共同イベントの企画…未実施。今年度、障害者自立支援協議会内で他事業所や地域を巻き込んだ共同イベントを企画中
・中学校の職場体験受け入れに向けたアプローチ…今年度0件。今年7月、市内小学校へ福祉出張授業のご案内(DM)を送付し、うち一校から出張授業オファー&福祉授業の相談
◉質問・意見交換
・場所の開放も、地域との交流やつながり創出の手段として、活用していきたいが、「使用していない場所が使用されることへの不快感や違和感」を抱く利用者がおられ、ここを「使用していない状態に戻す」ため、一定時間、対応するスタッフをマンツーマンで配置したり、環境調整をしたりして対応している。
・以前のような祭りの開催は、現実的に難しいのか?(構成員)
・敷地内での飲食出店、催しとなれば、40名の利用者を一斉に介助をしなければならないハードルがある。特に飲食が課題。普段は、4~5名で時間差での介助を行っているが、一斉での支援や介助となれば、倍近くの人数が必要になる。また食事だけでなく、移動、安全管理など支援の種類も増えてくる。祭りの目的も整理しつつ、敷地外開催(公共施設)かつ他事業所との合同イベント(祭り)の方が、そもそもの目的は果たしやすいと考える。他の地域での実状はどうか。(林田)
・事業所主催、単独での開催は、ほとんど聞かれなくなった。事業所主体というよりも、地域イベントに参画する形式をとっている事業所が多いと感じる。(構成員)
・他の入所系事業所においても、家族会が高齢化し、活動人数が減ってもなお、清掃奉仕活動だけを行っている所もあるし、施設での祭りを取りやめ、地域の伝統行事のみ、スタッフが参加する所もある。育成会の大会も縮小され、利用者家族の高齢化もあらゆる所で散見され、「交流やつながり」が少なくなっているとも思う。(構成員)
・目的もなく、あお空へ来訪することは困難。まずは、情報発信+訪問に尽きる。特に地域行事やイベントへの参画を通じて、施設の機能を独立させないことだと考える。フロントエンドは、スタッフの参画や営業になるだろう。ますは、働く人が地域に出ていくようにしたい。(林田)
利用者の権利を守るための取り組み
◉今年度(4〜6月期)の状況
・ヒヤリハット:月平均12件(昨年10件)…業者車両接近時の行動、歩行器利用中の様子、移動中のふらつき 等
・軽微事故:月平均17件(昨年27件)…靴を他利用者に直された際の転倒、外出時の服薬忘れ 等
・事故:月平均1件(昨年1件)…脱衣場での転倒による裂傷
◉前回いただいたご意見への対応・
・スタッフの気づきを埋もれさせない仕組みの継続…毎月ヒヤリハット・事故報告を提出、共有。定量・定性の両面で整理し、委員会単位や個別支援単位で検証。チームで判断する体制を強化。
・オンラインを活用した支援の振り返り…「権利擁護アンケート」から「支援の気づきBOX」に名称を刷新。良い支援・悩んでいる支援を週次で募集(LINE連絡網にて発信)。月次で集計し、全体共有。悩んでいる支援は、サビ管が回答、もしくは、虐待防止委員会単位で解決策を協議し、改善を実施。
・従業員向け相談窓口の設置継続…「従業員LINE相談室」を拡充。単純なトークルームとしてではなく、ハラスメント相談窓口、メンタルヘルスセルフチェック、キャリア相談等への案内を追加し、有益な情報サイトへの接続や相談チャット機能で運用中。
◉質問・意見交換
・成年後見制度が2年後改正される。後見、補佐、補助といった分け方から、補助に一本化され、本人の状況に応じて、選任期間が設けられるなど、本人の権利を守るための仕組みがより濃くなる見込み。変更後の後見業務の取り扱いについても、必要に応じて説明をする。(構成員)
・法令もガイドラインも本人の意思をどうやってくみ取ったのか、何を判断したのか、結果はどうだったのかといった細かな実施や記録が求められる。意思決定支援は、今後も重要視される事項になる。本人のことを本人抜きで決めない原則は、遵守していく。(林田)
その他
・施設見学は12月に実施予定。
・毎年開催の事例研究発表会は、浅口市自立支援協議会地域生活支援部会主催で複数事業所参加の開催。来年1月を予定。
報告者/障害者支援施設あお空 管理者・サービス管理責任者 林田雅文

